ジョニーデップ主演映画「スウィニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師」

ジョニーデップの映画作品のなかでも特に印象的な作品が「スウィニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師」です。この作品はゴールデングローブ賞2部門、アカデミー賞美術賞を受賞しています。この映画でジョニーは復讐の鬼?(悪魔の理髪師)を演じています。とーってもこわいこの映画のみどころをお伝えします!

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ティム・バートン監督とジョニーデップの6度目の映画作品

この映画「スウィニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師」はもともとがブロードウェイのミュージカルで大ヒットしたものでティム・バートン監督とジョニーがタッグを組んだ6作目になります。あいかわらずティム・バートン監督の作品ではジョニーは変装をしていて、この「スウィニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師」でもかなりメイクが濃い理髪師となっていますね。

最初に復讐の鬼になるまえの普通の理髪師であるベンジャミンパーカーが登場しますが、こちらは素顔のジョニーデップで普通の’理髪師を演じています。

もちろんこちらが本当はかっこいいですが、メイクをほどこした復讐の殺人鬼である理髪師のスウィニー・トッドはこちらのほうが雰囲気がでてふさわしい外見になっていますね。いつものごとくティム・バートン監督の奥様であるヘレナ・ボナム・カーターがジョニーの相手役であるミセス・ラベットを演じています。もとがミュージカルであるためかこの映画もミュージカルになっていますね。これだけのホラー・スプラッター映画でミュージカルというのも初めてみました。ジョニーがミュージカル?というのでかなり彼の歌声が楽しみだったのですが、もともとミュージシャンであるジョニーだからか、なかなかの歌声でした。

かなりグロテスクなスプラッターミュージカル映画

この映画がホラーというのはわかってみたつもりですが、実際はかなりのスプラッターものでした。

ジョニー演じるスウィニー・トッドは復讐の殺人鬼なのですが、職業は理髪師です。理髪師というとわたしは散髪屋さんなので髪の毛をカットしてもらうイメージがあるのですが、この映画では髪を切るシーンというものは全くなくて、かみそりばかりでてきて髭をそるシーンがほとんどなのです。やはり理髪店というと髭えおわざわざそりに行く場所なのでしょうか。実際にはこの髭剃りのカミソリが凶器になり、ジョニー演じるスウィニー・トッドは理髪師をしながら人を殺めていくのですが、このシーンがかなりえぐいです。血が苦手な方はこころしてみてくださいね。こんなグロい映像なのですが、ミュージカル仕立てなのに、かなり暗いダークなものになっているところがミスマッチで新鮮かもしれません。

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「スウィニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師」のストーリー

この映画は本当にみていただかないと面白みがないのでネタバレがあまりしない程度にストーリーについては書きますが、もともとはジョニー演じる理髪師ベンジャミン・パーカー=スウィニー・トッドの純愛そして幸せな生活をこわした相手に対する復讐を描いたものです。美しい妻と娘をもった理髪師のベンジャミン・パーカーなのですが、その美しい妻に町の判事は横恋慕してしまい、理髪師のベンジャミン・パーカーは無実の罪で刑務所に15年も投獄されてしまいます。そんな馬鹿なことがあるのかと思いますが、時代は17世紀のイギリス。いまにくらべるとまだまだ理不尽な不公平な世の中だったのでしょう。15年の刑期をを終えて、ベンジャミンパーカーはスウィニー・トッドと名前をかえて再び理髪師として働き出し、妻と娘をとられた復讐にのりだします。ただ日本と違うのが、復讐だけならやられた相手だけを復讐すればよいのに、理髪師なのに誰彼かまわずに無差別的に殺人をおこなってしまうのが日本人的には理解できないところ。これが西洋的価値観で怖さが倍増します。ちなみに西洋人には日本の幽霊やおばけはこわくないとのこと。なざかというと恨みに思った人物にしか復讐したりしないため、なにも悪いことをしたひとのところにはでてこないからだそうです。たしかにそういえばそうかもしれませんね。刑務所からでてきたスウィニー・トッドをまっていたのは街一番まずいパイ屋をいとなむミセス・ラベットです。

彼女は一途にスウィニー・トッドのことを思い、かれの殺人を証拠を隠滅して、理髪店で殺した人の肉をパイにするというアイデアを思いつきます。まずくて有名だったパイ屋はおいしくなり大繁盛します。それにしてもおそろしいですよねえ。人間の肉をミートパイにするなんて。。。最初は汚くってほこりだらけでゴキブリがですようなお店が大繁盛するなんてことあるのでしょうか。よほど人間のお肉がおいしいという設定のようですね。パイのお店が繁盛したことにより、ミセス・ラベットは理髪師のスウィニー・トッドとの将来を夢に見てしまいますが、当の本人は愛する妻と娘の復讐ばかり考えて、ミセス・ラベットのことなどどうでもよさそうです。このあたりもジョニーデップは無機質というかスウィニー・トッドのロボットのようなつめたい心を上手く表現していますね。

とにかくスプラッターで冷徹な理髪師を描いた映画

この映画とにかく暗いです。これでもかというほどにスプラッターですし、ミュージカルにもかかわらず、この暗い雰囲気がでてくるのですが、これはティムバートン監督の趣味なのでしょう。ジョニーとティム・バートン監督が組むといつも決まって独特な雰囲気がでますが、ジョニーがとても監督の欲する雰囲気に合っているような気がします。

受賞こそ逃しましたが、ジョニーはこの映画でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。ゴールデングローブ賞の主演男優賞は受賞できましたね。そしてこの映画がアカデミー賞の美術賞をみごとに受賞しています。映像は暗くてモノクロっぽいのですが、血のいるなどは強調して赤く表現されています。色合いが美しく、建物も昔の素敵な雰囲気がでていますから、ぜひ一度ご覧くださいね。くれぐれも血が苦手な方は心してみてくださいね。

ジョニーがミュージカル映画初体験!

この作品「スウィニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師」はティム・バートン監督からジョニーデップへオファーがあったようです。ジョニー自身はもともとはミュージシャンなのですが、ギター演奏はしたことがあっても人前で一曲を通しでうたったことはなくて、今回がはじめての歌声の披露となったのです。

とにかくティム・バートン監督のいうことは絶対のようで、ジョニー自身は彼の言うことならなんでも聞くのだとか?バレイでもやれといわれたらやるそうです。笑 ジョニーは今回のミュージカルの歌は特にボーカルのコーチをつけたわけではなく、ただ単に歌を歌って録音しただけなのだとか。ものすごくびっくりしました。ジョニーだけでなく出演している俳優さんたちが皆歌を歌うわけですが、だれも下手な人がいませんね。機会で調節してあるのか?本当にみな音程が安定しているのかは定かではありませんが、皆さん歌がお上手ですよ。ヘレナ・ボナム・カーターもですが、子役の男の子のトビー役のエド君も透明感のある声をしていて歌が上手いです。やっぱり練習したんでしょうね。。歌いながら悲しさや恨みをいった感情を表現するってかなり難しそうです。このあたりはやはりジョニーもヘレナ・ボナム・カーターも二人とも熟練した俳優さんですからできたことなのでしょうね。映画を観るのが怖い人はサウンドトラックだけでもぜひ聞いてくださいね!ジョニーとヘレナの素敵なメロディーの掛け合いをぜひとも体験してくださいね!

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